Netflixで『ヒトリシズカ 』というドラマを観た。

 

オススメです。特に演出にグッときました。

 

その中で「あじさいは育つところにより色が変わる」という台詞がある。

 

そういった性質は以前から知っていた。

土がアルカリ性なら青、酸性なら赤だった気がする。

 

しかし、このドラマと照らし合わせると改めて考えさせられた。

 

生まれ持ったものよりも、どういった環境で育ったかで人格が形成されたり、才能が育まれるのだと改めて思う。

 

例えるなら、食材が高価でも調理の仕方によってはマズくなる。

逆に安価なものでも絶品にできる。

 

僕はどうか?と考えてみた。忌憚なく、客観的に。

 

家柄は良かった。中の上か、上の下くらい。

大切に育ててもいただいた。過保護なくらい。

 

特に父親は勉強ができる子に育てたかったんだと思う。

自分が正しいと思ったことは息子にとっても正しい。別な言い方をすれば、レールを敷きたいタイプだったようにも思う。

 

今思えば、親が思う僕と、本来の僕はちょっと違ったかなと思う。

父親が亡くなってからの方が伸び伸びしていたので。(伸び伸びし過ぎて大学卒業してからしばらくフラフラしていたのだが)

 

でも、父親のような育て方をしてくれたからこそ気付けた自分でもあるわけだ。

 

もし生きていても遅かれ早かれ反抗していたに違いない。

一方、随所でブレーキを踏んでくれたと思うので、もっとまともな大人になっていたんじゃないかとも思う。

 

いずれタラレバだし禅問答。

結局は、自分は自分で切り開いていくしかない。

 

今の自分は結構好きだし、現在進行形で見守ってくれている母はもちろん、亡くなった父や祖父母に感謝である。

 

今年のお盆は満足に敬うことはできないけど、気持ちは例年通りです。

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