本選びは基本インスピレーションである。平積みされている中から選ぶことが多い。

 

結果、今回は『ケーキの切れない非行少年たち』になった。

話題になった時には然程興味がなかったのだけど、今になって食指が向いた。

 

読んでみてその理由がわかった。やはりインスピレーションって大事。

 

非行少年に限った話では全然なくて、カタチは違えど大人にも “ いるいる ” で、そういった大人にちょっと悩んでいたところでのこの本だった。

 

気になる人は是非読んでいただきたいのだが少しだけ触れると、「どうしてそんなことするんだろう?」と思うことがあったとする。

でもそれは、それを起こした人にとっては自然なことで、そもそも物の見方が違い、そこをまず正していく必要があるということが書いてある。

想像力などの見通す能力が欠如しているらしい。

 

大人の場合、仕事などで計画を立てられない人は、おそらくこれにあたる。

 

見通しが甘い人ほど結果を急ぐし、お尻に火がつく直前まで焦らず、焦った挙げ句に人に頼り、挙げ句の果てには人のせいにする。

 

「なんで…?」と思うのだけど、それは病気のようなものなんだなと、これを読むと少しだけ割り切れそう。

 

以上、自戒も込めて。

 

一方、「なんで…?」ではなく「仕方ねーな^^;」と思える人もいて、その違いは人間力だと思う。

 

往々にして、そういう人には人がついてくる。

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