実にマッチョな響きである。

 

事実上の総理大臣を決めることになる自民党総裁選はまさにこれだ。麻生さんも「これは権力闘争だ」と派閥の会合で高らかに言っていたシーンをニュースで見た。

 

各候補者が権力を得るために党員票や議員票の獲得に向け奔走している。お願いされる側もなにかしらの権力を持てることを期待し、その期待値が高そうな候補者に投票するのが本音だろう。

 

綺麗事を抜きにすれば、そういった損得勘定で動くようなギラギラしている人が政治家に向いていると思う。現実的にはね。

 

「選挙のことしか考えていない」とか「結局は派閥の意向」とか「国民を無視している」など言われたりしているが、如何なる手段を使おうとも仲間をまとめることができない人が一国をまとめることなんてできない。

 

と僕は思うので、総裁選みたいなプロセスは必要だと思うし、そのような闘争を長らくやっている自民党はタフと言わざるを得ない。

 

こういったことを書くと、自民党支持者と思われるがそんなことはなく、いわゆる無党派層。

生まれ育った家の中に自民党支持者と非自民党支持者がいて、選挙の前によくケンカしていたので自然とそうなったのかも。都合良く保守にもリベラルにもなる。選挙では党ではなく立候補者で決め、一票を投じている。

 

ただ、どっち寄りかと言われたら保守寄りだと思っている。(もう一度言うが、だからといって自民党支持者ではない)

 

あくまで寄りであって、保守なら右、リベラルなら左という見方は極端だと思う。

 

左右、白黒、○か×かハッキリさせたいのは分かるし僕もそういうタイプだけど、北北東という方角があるように、右斜め45度みたいなものがあっていい。

 

ではここで1曲お聴きください。

サザンオールスターズで『ピースとハイライト』

 

 

以上を踏まえても踏まえなくてもいいが、僕は権力(看板)だけでヒトやモノやコトを動かそうとしたり、それにあぐらをかいて中身が伴っていない様子が嫌い。弱い者イジメが嫌い。群れるのが嫌い。

 

それを感じた時に、持ち前の反骨心がONになる。

 

「矛盾してない?」と思うかもしれないが、勝つためにすべきことと勝った後にすべきことは違うということである。

 

それを一緒くたにすることはゼロリスク思想に近い。

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