盛岡が絆まつりで盛り上がっている時、僕は仙台と松島で家族の絆を深めてきた。
なんてうまいこと言ってみたが、昨日は妹の結婚式だった。
一昨日は仙台にて、新郎新婦と僕と妻と母親で野球観戦をした。(楽天vsヤクルト)
妹夫婦が用意してくれた全員分のユニフォームを着て応援。
今回のために用意したものではなく、妹の旦那が楽天の大ファンということもあり、私物らしい。笑
車椅子で観戦した母も、久しぶりの非日常にご満悦だった。
その後、会場である松島の『一の坊』に移動。
ここ最近で泊まった宿の中で一番良かった。
松島の景観を一望できることはもちろん、部屋も料理も泉質も最高。
今度またゆっくりと来たい。
さて、結婚式だが、僕はかつてない正装をした。
いつもどこかを崩したがるのだが、今回は非の打ち所がない装い。
父親のいない結婚式ゆえ、長男である僕がちゃんとしなきゃいけないと思ったからだ。
父親がいないのは新郎も一緒だった。
うちと同じく、早くに他界されている。
そういった境遇ゆえに僕も思っていることなのだが、きっと新郎も妹のために長生きしようと思ってくれているはず。
そうでなくともナイスガイである。
母を野球観戦に連れていきたいと言ってくれたのも彼。
正直、体の不自由な母を連れた旅行と結婚式は大変だった。
でも、20年近く一人暮らしをさせ、親孝行らしいことをできなかった空白の時間を埋めているような気がする。
自分ではあまり感じないが、妻曰く、親子関係も良くなっているらしい。
「これでいいのだ。」
当初は自分にそう言い聞かせていたが、今は本心でそう思う。