39歳、初めて胃カメラを飲んできた。
いや、鼻から通したので、飲んだというのはちょっと語弊があるかも。
「最近のカメラは細くなったので鼻から入れられますが、どうします?」
と看護師さんに聞かれ、
「じゃあそれでお願いします。」
オエッ!ってなりにくいらしい。
しかも、こちらの先生は “ 神の手 ” として雑誌に取り上げられたこともあるらしいので信じよう。
鼻に麻酔をした。
ジェルみたいなものを片方の鼻に入れる。
「喉の奥が詰まった感じになりますが、効いている証拠なので安心してください。」
と看護師さん。
ほどなくそうなった。
この喉詰り感が個人的には一番しんどかった。
そしてカメラを挿入していくわけだが、それ自体、全然平気。
さすが神の手!
カメラから水が放射されているようで、体の内側が洗浄されている感じ。
そうしながら自分のその内側をモニターで見れるのだが、「あー、生きてる。」と思える。
挿入(検査)時間は10分くらい。
麻酔から検査終了まで感覚値で20分くらい。
すぐに検査結果を教えてもらえる。
せっかちで心配性な僕としては、これが一番のメリットだと思った。
「年相応の若々しい胃ですよ。」
そう言っていただいた時は本当にホッとした。
それだけでも少しお金をかけた甲斐がある。
正直、ちょっとくらい何かあると思っていた。
そもそも、どうしてバリウムではなく内視鏡を選択したかというと、浅い理由としては「バリウムが苦痛だから」だけど、深めの理由は「胃がんで他界した父の年齢に近づいてきたから」である。
要するに、僕は長生きしたいのだ。
早くに残された者たちの色々を知っているし、まだまだやりたいことがたくさんある。
それに、自分を労われない人が誰かを大切にできるとは思えない。
次はピロリ菌検査を受けようと思っている。
“ 胃がんとピロリ菌の関係性について研究し、世界的な成果をあげている、国立国際医療研究センター国府台病院の上村直実先生のよれば、少なくとも日本人に関しては、胃がんの99%はピロリ菌が原因だと分かっている ”(堀江貴文 著『健康の結論』より)
来年、レベル40になるし、誕生日プレゼントは人間ドックかな。笑