ラブストーリー同様、良書とも突然出会うものだ。
とある本棚にこの本が置いてあり、そのタイトルに惹かれ、即購入。
その直感に従って正解。
思わずうなずくことや気付きや発見が所狭しと詰まっていた。
自分の中に確かにあるけど言語化が難しい感情が、主観と客観にて、ちりばめられている。
僕のバイブルはこちらなのだが、肩を並べそう。
この本との出会いも突然というか不思議だった。
15年くらい前だったと思うが、当時、全くお金が無く、日雇いバイトをするために行った千歳烏山の書店で出会った。
その書店には、バイトまでの時間潰しに入ったのだが、この本の吸引力がスゴかった。
財布にはこの本を買うくらいのお金しか入ってなかったのだが、「買わなきゃ!」という使命感にかられ、購入。
帰りの電車代は日雇い代で賄った。
帰宅し、一気読み。
路頭に迷っていた僕のひとすじの光となった。
「それでいいんだ!」といった具合。
でも、こういった本って、自分が定まっていない時に読むと、間違った「それでいいんだ!」になりがち。