その場にいる「なんとかしてくれる」と思ってくれている人のために僕はがんばるし、僕もその場にいる人たちを信じる。
「任せる」とか「ブン投げる」とも違う。「信じる」のだ。
それは準備や協力があってこそのことであり、決してその場しのぎではない。
そしてやはり「餅は餅屋に」である。
先週の土曜日から昨日までの1週間の仕事を通じて、そんなことを改めて感じた。
その仕事とは、皆まで言わないが、ノーカットで、しかもCMを挟まない1時間ぶっ通しの生中継ロケ。
その台本作成とディレクションを担当した。7日間続けて。
20年間、第一線で活躍しているベテランも「こんな仕事は初めて」と言っていた。
そのくらいハードルが高かった。
毎日、一発勝負。
その時々はヒリヒリしていたが、終わってみれば楽しかったし、自信にも財産にもなった。
「吊り橋効果」ではないが、出演者と撮影クルーとはグッと距離が縮まった。是非また一緒に仕事をしたい。
トラブルも今となれば笑い話である。本番2分前まで放送できる状態じゃなかったこととか。
兎にも角にも、誰に何と言われようと、僕らはなんとかした。