もし僕が76歳の時に大変名誉があると共に責任重大な役職のオファーがあったとする。
その任務はたしかに向いている。持ち前の人脈と調整力を発揮できそうだ。
と、しよう。
でも、断るだろう。
仮にその時点で自分以外に任務を遂行できる人はいないと思ったとしても、できそうな若手を推薦するはず。どんなに嘆願されても。
それが正しい “ 思いやり ” だと僕は思う。
年齢問わず、後進の育成をすべき状況で引き受けてしまうというところに虚栄心が見え隠れしてしまうのは致し方ない。
いずれ、根本的な問題は人材不足だと考える。オファーする側もされる側も。
優秀な若手人材はたくさんいると思うが、旧態依然とした物事をどうにかできていない以上は人材不足と言わざるを得ない。なにがなんでもどうにかするという気骨を持つ人がいないということ。
今年42歳になる僕を若手と言えるかどうかは置いといて、自戒を込めて、引き続き抗うべきところには抗っていきたい。