「今住んでいるところを無理に好きになろうとしてない?」
と、会話やSNSの投稿などで感じることがある。移住者に多いかな。
一方で、「本当に好きなんだなぁ」と感じるそれもある。
どっちがいいとかそういう話ではない。どっちでもいい。
僕も入り混じっている。いや、いた。
岩手に限らずだと思うけど、岩手の人は岩手が好きな人が好きな傾向があるので、空気を読んでそういう風に演じていたことがある。
もちろん、好きなところはたくさんある。だから家まで買ったのだ。
地元の八戸(青森)に関しては、無理に好きになろうとしたことは一度もない。こちらは、好きだってことに歳を重ねてから気付いた。
いずれ、語弊を恐れずに言えば、岩手にも青森にもこだわりはない。
必要とされるところを大事に考えたい。それだけ。
偉そうに言えば、でも現実的に、どれだけ必要をされているかを知る一番分かりやすい指標はお金である。
縁もゆかりもないところでも、今の収入の倍を出すから来てくれと言われたら、即答はしないまでも超前向きに検討する。
即答をしない理由は家族である。
このブレーキは、僕には必要なブレーキで、一旦冷静になれる。
今の僕があるのは、このブレーキがあるおかげなのだ。